新たな歴史を刻む出町子供歌舞伎曳山

長い冬が終わり桜前線が北上し始める頃、街の一角から優雅な三味の音と、子供たちの熱心な稽古の声が聞こえてきます。200年を超える永きにわたって、 『出町子供歌舞伎曳山』は、となみ野に春の到来を告げる風物詩として親しまれてきました。

当館では、三基の曳山を中心に、さまざまな資料や煌びやかな衣裳・小道具類の数々を展示公開するとともに、 当地で育まれてきた豊かな祭り文化を紹介しています。

多くの人が集う出町子供歌舞伎曳山会館から、新たな賑わいや活気が生まれます。


稽古場に見る地域社会の縮図

そこでは、祭りの主役となる子供たち、ツケや鳴り物を担当する若者たち、祭りの執行や予算を管理する大人たち、そして子供たちに拍手や支援を惜しまないお年寄りたちが 、子供歌舞伎上演という一つの目標に向かって努力します。子供たちは、地域社会へ参加することで生まれる世代間の交流の中から、 地域社会に貢献することの意味や、生まれ育った町への思い『出町の心』を受継いでいきます。

子供、若者、大人、お年寄りという、全ての世代が集う稽古場こそ、『地域社会』そのものです。 私たちが誇りとするのは、先人達が精緻に作り上げた、子供歌舞伎曳山という生涯教育の仕組みなのです。








愛称・ゆめっこホール

子供たちが、歌舞伎や曳山を通じて、砺波市の歴史や伝統文化とふれあい、新たな砺波市を創造する、夢と希望を大きく広げるセンターホールとなることを 願って、命名されました。